詳細情報
浅草神社
種別 | 国指定 重要文化財(建造物) |
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所在区市町村 | 台東区 |
指定年月日 | 昭和21年11月29日 昭和32年2月19日 員数表記 昭和38年12月26日 名称・構造及び形式変更 |
員数 | 2棟 |
構造及び形式 | 本殿及び幣殿 本殿 3間社流造、銅板葺 幣殿 桁行3間、梁間1間、一重、前面入母屋造、背面本殿に接続、銅板葺 拝殿 桁行7間、梁間3間、一重、入母屋造、向拝3間、本瓦葺 附・渡廊 1棟 桁行1間、梁間1間、一重、両下造、銅板葺 |
所有者 | 宗教法人 浅草神社 |
時代/年代 | 近世/江戸時代・慶安2年(1649)頃 ※浅草寺縁起による |
解説文 | 現在の浅草神社は、寛永19年(1642)に浅草寺諸堂とともに焼失したのち、慶安2年(1649)に完成しました。『浅草寺誌』によれば、神社の社殿には当時の金額で1,200両余もの巨額の建設費が当てられました。 一般的な権現造(本殿、幣殿、拝殿が一体的になった造り)とは異なり、本殿・幣殿と拝殿の間が渡廊で繋がれています。拝殿は桁行七間の横長に広い建物で、三社祭では「びんざさら舞」の奉納が行われます。本殿は三間社流造で、檜前浜成・竹成兄弟と土師中知の三人を祀ります。 社殿全体は、柱や縁廻りなど大部分を弁柄漆塗りとし、建具の黒漆塗りが全体を引き締めています。鮮やかなのは長押上部の小壁で、黄金のような黄土地に、鳳凰、麒麟、飛龍などの瑞祥を表す霊獣を極彩色で描いています。これらの漆塗りと彩色は、昭和38年の修理以来、経年劣化が目立ってきていたため、平成6~7年に修営を行いました。よみがえった色彩の鮮やかさには、眼を見張るものがあります。関東大震災や戦災による被害を免れ、360年以上を経た現在も当時の面影をそのままに残す、貴重な文化財です。 |
所在地 | 台東区浅草2-3-1 |
アクセス | 東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線・東武スカイツリーライン・つくばエクスプレス「浅草」駅下車徒歩7分 |